伐採作業では大切な樹木を切り倒してしまうため、
一見すると無慈悲なようにも思えます。
アメリカの公民権運動については、同じ人間でありながらも、
無慈悲な差別を受けることへの反発が根底ありました。
どちらも全く違うような分野であっても、
実際には博愛や自然保護の精神では一致しています。
キング牧師が語っている夢の中には、崇高な理念があるものですが、
伐採で森林や庭の環境を整えることにも共通点があります。
樹齢100年ほどの樹木は、伐採する人の祖父や曽祖父の時代に
植えたものですから、祖先からの遺産を受け継ぐことになります。
アメリカの公民権運動では、祖先が残した負の遺産を
忘れることはありませんが、恩讐を乗り越えて
平等の精神を確立したいという願いがあったようです。